東京都港区東麻布にて無農薬、化学肥料不使用、無添加のオーガニックストアを開店するまで、〜気付き〜
毎度ありがとうございます。
麻布島崎屋店主、魂の八百屋、日本商人、室岡明彦です。
今後、当店のウェブサイトにて定期的に記事を書いていくにあたり、まずは東京で、無農薬、化学肥料不使用、無添加のオーガニックストアを開店することになるまでのストーリーや、このオーガニック事業にかける想いをご紹介していこうと思います。
今に至るまでにはいくつかの気付きや、きっかけがあります。今回は1番最初の気付きとなった36歳の時の出来事からお話ししていきます。
当時僕はペット事業を行う小売大手で従業員として働いていました。父、母は他界し、自立して強く生きていくため、お世話になっている会社で必死になって働いていました。
お酒も好きで、毎日遅くまで働き、その後飲みに行く。そしてろくに寝ずに仕事の繰り返し、自分では体力は無限にあると思っていましたが、会社から言われて渋々人生初の血液検査を受けました。
結果は、、、
「要治療」、「精密検査」となりました。
肝臓の数値、尿酸の値が非常に悪く、精密検査を受けに行った時には担当の医師に「この若さでこの数値じゃ、、、」と言われ、投薬治療を行うことになりました。
薬は一生飲み続けるようにと言われ、「あー僕の人生ってなんだったんだぁ」とか考えているうちに医師の指導もあり、食生活の改善を始めます。
とりあえず、お酒の量を減らすという目標の元、チャレンジしましたが、会社関係の会合もあり(言い訳ですw)、断念。
ならばと、自分なりに色々調べました。
食というものに初めて興味を持ち、元々興味を持つと集中して調べる特性があるので、どんどん情報が集まります。
仕事でもちょうどバイヤー業を始めていましたので、ペットフードに携わっている中でも添加物などに対する知識を得ることができました。
結果的に、農薬や化学肥料の入った野菜や果実、添加物の入った加工品といった化学的なものの大量摂取は体にとって良くない、糖質の摂りすぎも良くないと知りました。
まだまだ無農薬や化学肥料不使用、無添加のオーガニック食材という答えには至らず、ともかく無添加の食品をなるべく取ろうとなりました。
ところが、スーパーやコンビニエンスストアに行って無添加のお弁当やお惣菜を探しても全く見つかりませんでした。
「やっぱり自炊しかないかー」
と、調味料を買うところから始めましたが、調味料にも添加物が入っていないものが少なく調味料を集めるのも大変でした。
健康を回復するために食生活を変えたいのに簡単にはできない。
「無添加で安心、安全な食材って今の時代中々ないんだなー」
これが最初の気付きでした。
東京都港区東麻布にて無農薬、化学肥料不使用、無添加のオーガニックストアを開店するまで、〜健康関連事業をはじめるNMN編〜 へ続く